Roger Pouillon など
この夏休みにシャンパーニュ4本、カヴァ1本、赤泡1本、
ボルドー赤3本、チリ白2本といったところが空いた。
中でもロジェ・プイヨンとテタンジェは良かった。
まあ、当然といえば当然だが。
キュヴェ・ド・レゼルヴ、フルール・ド・マルイユ、
そしてロゼのロジェ・プイヨン3本飲み比べは、面白かった。
ワイン誌絶賛のフルール・ド・マルイユは、なるほどすごかった。
ビッグネームのヴィンテージものにも負けない複雑さと優雅さ。
ただ、こういった流通的に無名に近い作り手を賛美するのに、
〇〇と比べて抜群のコストパフォーマンス、というのは、ちと痛い。
確かに価格は大きな要素ではある。
特に量を必要とする私のような酒飲みにとっては。
だから、美味しい酒が、財布に優しいのは大歓迎。
とはいえ、だ。
RM(レコルタンマニピュラン)をビッグネームと比べること自体、
そもそも、どちらかというと意味がないと思う。
こういう味わいが好き、でいいと思うのに、
それが、比べて安価だったりすると騒ぎすぎると思うのだ。
そういえば、一緒に写っている緑色のミューズレ、
スペインのカヴァ、ロジェ・グラートのロゼ。
これの紹介も痛い。
大物芸能人がドン・ペリのロゼと間違えた、とかいうヤツだ。
某シニアソムリエを欺いた、なら興味もわくが、
美味しいものをちょっと知っている程度の芸能人じゃあなあ。
せっかくの美味いカヴァなのに、
そういう紹介のされ方って、いかがなものか。
酒は、もっと純粋に楽しみたい。
美味しかった、リーズナブルだった、よかったなあ、でいいではないか。
余談。
こう並べると、五輪みたい。