Meltykiss Dark Rum / Meiji
明治の冬季限定「メルティーキス」、その名も「ダーク・ラム」。
ああ、カリブの海が、私を呼ぶ。
カリブ海や海賊にあこがれる理由の一つにラムがある、
なんて言ったら笑われるだろうけど、事実だ。
かつて、大英帝国の軍艦は、水兵のためにラムを満載した。
その量や質で反乱さえ起こるのだから貴族も命がけだ。
さらに、海賊たちのあいだには、死刑に準ずる刑罰として、
孤島に置き去り、という刑があったという。
その時、渡されるのが、自決用のナイフと、ラム酒1本。
末期の酒だ。
じわじわ苦しみ、最後には自決する残虐な刑罰として、
海賊たちには恐れられたという。
能天気な私なんざ、
ナイフとラムでサバイバルキャンプを楽しんでしまいそうだが。
で、メルティーキス。
箱をよく見てほしい。左下。
「お子様や運転時などはご遠慮ください。」
おお、豪語。
だが、「未満」とはいえ「1%」だ。
ノンアルコールビール風味飲料より、確かに濃い。
期待に胸が高鳴る。
ドキドキしながら封を切った。
チョコレートに包まれているので、
さすがにこの段階ではラムは、香ってこない。
が、口に放り込み、一噛みすると、
クニュっと溶けたチョコレートからラムの香りが広がる。
なるほど、はっきりとダークラム。
お子様は、無理かも。
というか、お子様を鍛えるなら、このチョコからだな。
って、おいおい、アル中、増産してどうする。
ま、おじさんには、もちろん物足らないが、
日本の量産メーカーとしては、思い切った量のラムを練り込んだと思う。
ということで、この冬じゅうにリピート間違いなし。
ごちそうさまでした。