先駆者
最初は、エライ。
食品に限ってみてもそうだ。
インスタントラーメンもスポーツドリンクも。
最初に世の中に出てきた商品が、
いまだに君臨していることは、珍しくない。
たとえば、元祖即席麺・チキンラーメン。
すぐ美味しい、すごく美味しい。
か、どうかはともかく、数多の後発にも負けず、
スーパーの棚に確固たる位置を占めている。
ちょっと強引だが、ゲームだってそうだ。
マリオは、エライ。
ロールプレイングゲーム(RPG)もそうだ。
結局、ドラクエとファイナルファンタジーがリードしている。
いや、中年ゲーマーを意識している、
という経営上の戦略もあろう。
が、だ。
PSPのFF-I は、とにかく、面白いんだ。
オヤジの懐古趣味、で終わらない内容があると思う。
つまり、基本であり、スタンダードだ。
難易度は、遠慮なく高く、
緊張感と期待感は極大なのに、裏切られない。
いや、早々に攻略本を手に入れたいいわけではない。
まだ、見ないもん。
にしても、睡眠時間を削り、空き時間を融通する、
そしてきっちり風邪をひいたあの冬を思い出す。
先駆者として、後進に伝えなけらばならないことも多い。
まずは、眠れ。
次に、休め。
そして、ほどほどに、なんて無理かも。
毎夜、睡眠時間を削りながら、
先駆者の苦労を追体験している。
先駆者といえば、レーザーディスクが、消えるんだなあ。
LPサイズの円盤が懐かしい。
消えゆく運命の先駆者もいたということか。
ああ、無常。