ありまサイダー てっぽう水 / 合資会社有馬八助商店

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「曾て杉ヶ谷に湧出し
毒水と恐れられし炭酸水が
日本のサイダーの原点なり。」

ここで、勇壮なテーマ音楽でも流れそうな勢いだ。
いや、サイダーのラベルにそうある。
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そもそも「鉄砲水」といえば、豪雨などによる、河川の急激な増水、
早い話が、「厄災」ではなかったか。

ラベルには、まだ演出があって、
「日本摂津有馬町」と、ある。

いや、廃藩置県のどさくさの時代、演出ではなく、
実際にそう名乗っていたのかもしれない。

「毒水宣言」の次は、この大砲の絵。
日露戦争で使われていたかのようなクラシックな砲だ。
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王冠もこの通り。
収集癖が疼く。

ご当地サイダーブームもそろそろ落ち着いたと思うが、
このラベルは、素通りできなかった。

もちろん、味は、勇壮でも毒でもなく、普通にサイダー。
でも、つい、手に取らせる魅力、あるいは、戦略がある。

侮るべからず、てっぽう水。
恐るべし、てっぽう水。
by hirorin330 | 2009-02-12 18:08 | 日常