節分福巻 / いかりスーパー
私の子供のころは、そう一般的ではなかった。
恵方を向いて太巻き寿司を黙して食べる、と言うが、
おちょぼ口の私には拷問に等しい。
今年は、その拷問の決定版に手を出した。
いや、口を開いた。
数の子、ズワイガニ、海老、厚焼き卵、シイタケ
焼き穴子、三つ葉、海老おぼろ、の海苔巻き。
さすがにかぶりつける太さではないので、
かぶりつくのは、細巻きにした。軟弱。
鉄火場(賭場)で食べやすいから、
と生まれたという鉄火巻き。
よく考えてみたら、サンドウィッチと同じ発想だ。
でも、この福巻は、食べにくい。
そして、じっくり味わいたい巻きずしだった。
美味しうございました。