<   2011年 12月 ( 27 )   > この月の画像一覧

a0022024_06920.jpg



今年もいよいよ大晦日。

皆さんお世話になりました。

私はこれから酒飲んで、

一年じっくり振り返り、

しみじみ反省いたします。

来る来年辰年も、

どうぞ変わらずごひいきに、

平にお願い申します。


雑感子
いまふたたび、テルマエ・ロマエネタ。
いや、ティンティナブルムではない。

a0022024_17401098.jpg


お風呂で読める『テルマエ・ロマエ』だ。
いや、楽しい。

既出のコミック3話と取材記事、考証記事、
それにインタビューが収録されている。

これが、濃く、面白い。
つい、長湯してしまう。

と、思ったら、長湯に気をつけて、
なんて注意書きがあるから、シャクではないか。

そうそう、なぜ、風呂で読めるかというと、
素材の勝利だ。

プラスチック製のトランプカードに似た素材。
それに、上質の印刷がのっている。

『UNO』にもプラスチック版があったが、
とにかく水なんてへっちゃらな素材っぽい。

以前から乳幼児向けの入浴絵本はあったが、
コイツは、いい。

温泉ネタのコミックスを楽しむ私だが、
実は、リアル温泉は好きではない。

浴室という場所、入浴という行為は、
きわめてプライベートな空間、時間と思っている。

なので、拙宅の狭い風呂でも不満はない。
そこへこの本だ。

昔から、読み捨て御免のカタログや雑誌を
入浴時に楽しんできたが、これは、イイ。

同居人たちの最後に入浴するのが習慣だが、
心置きなく楽しんでいる。

と、思ったら、家人どもの入浴時間も長くなった。
ただでも、私よりくつろいでいる連中なのに、だ。

どころか、昨夜はついに、洗面所から姿を消した。
誰かが自室に持ち帰ったに違いない。

私の入浴の楽しみを奪った下手人は、厳罰に処す。
入浴禁止1カ月、だと、こちらがかなわんか。

それはともかく、だ。
入浴読書の味をしめてしまった。

冬の夜のささやかな楽しみである。
2011年も残りわずかとなり、
年賀状も最後の追い込みだ。

今年の私は、頑張った。
今、プリンター仕事は終わった。

郵便局には申し訳ないが、
年賀状は追い詰められないと動けない。

a0022024_17545610.jpg


インクの消費量は、昨年より少ないかも。
単純な比較ができるものでもないだろうが。

ちょっと不安だった新しいプリンターとも、
なんとかうまく付き合うことができたし。

あと、二日。
なんとか、がんばれそうだ。
大阪のWeihnachtsmarktで懐かしい布巾を見つけた。
ドイツ時代に使っていて、吸水性に優れていた。

特殊な繊維でできていて、薄いスポンジ状だが、
素材は、ビスコースとコットンなので、土に還る。

懐かしくて、つい近づいて、驚いた。
2011年最大の驚愕と言ってもいい。

そこには、J.S.バッハの自筆譜があったのだ。

a0022024_16142468.jpg


ヴァイオリン協奏曲イ短調(BWV1041)第1楽章、
そのソロヴァイオリンのパート譜だ。

よりによって、布巾の柄、として、だ。

私は、エルサレムの神殿で暴れたキリストに倣って、
屋台をひっくり返したい衝動にかられた。
(新約聖書 マタイによる福音書 21:12)

オーストリアの製品だが、
なんとも畏れ多いことをしでかしてくれたものだ。

もう一つの図柄は、ト音記号が並んだだけだが、
そちらは『フィンランディア』と呼ばれるらしい。

J.シベリウスの名曲だ。
音楽が生活に根ざしているのだろう、か。

で、思い直した。
思い直すことにした。

このメロディーを口ずさみながらだと、
家事がはかどるのではないか、と。

<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/2UIIZopoXho" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>




ファクシミリのコレクションは何点かあるが、
このヴァイオリン協奏曲のものはない。

ので、布巾としてではなく、
ファクシミリとして温存することにした。

としても、だ。
やっぱりひと暴れすればよかったと思った。



dysonの製品は、気になってしょうがない。
掃除機も送風機も。

a0022024_13043100.jpg


ここへきて、送風機に暖房機能がついた。
パーソナルに使いたいと思って買った。

CMのように遠くまで暖気が届くのか、
我家の凍える廊下で試した。

a0022024_1305568.jpg


やはり、無理がある。
5m離れると、そよ風しか届かない。

それも、冷たくはない、という程度。
ふうむ、当方の過剰期待か。

最も即効性があって、強力な暖房器は、
私が思うに、ガスファンヒーターだ。

が、オール電化にするとき、
その優位性も含めて、ガスをあきらめた。

気体を各戸に配送するシステム、
各戸で酸化燃焼させるという行為の安全性。

エコなんだか、リスキーなんだか。
それなら暖炉を設置した方が優雅だろう。

で、電気で部屋を暖める器具を探した。
これ、というものがなかなかない。

基本的にエアコンに頼り、
デロンギのパネルヒーターを併用している。

買う前にネットで調べると、
dysonの製品は、音の問題が一番多かった。

そうなんだ。
最強の風量でも、ウチではクレームはない。

皆さん、よほど静かな環境でお過ごしなんだ。
ウチのエアコン、騒々しいから。

子供の頃の祖父母の家は、石油ストーブと火鉢。
暖房で音がほとんど発生しなかった。

火鉢にかかった鉄瓶が、ひゅんひゅん言うだけ。
炭がたまにはぜるが、実に静かだった。

後になって導入した電気暖房も、蓄熱式とかで、
大きく重かったが、音はしなかったように思う。

それと比べると、エアコンはうるさいし、
ファンヒーターだって静かとは言えない。

dysonもそのレベルと思う。
音は気にならなかった。

部屋の冷たい空気も巻き込む方式なので、
dysonは、ガスに及ばない。

すぐに冷えた部屋が暖まるかというと疑問。
それでもメリットはある。

臭わない。
熱源が200℃を超えないとかで、焦げくさくない。

先日久しぶりにガス暖房の部屋に居たが、
空気がよくなかった。やはり換気は大切。

dyson製品は、日本製ではないからか、
暖房する部屋の大きさの目安が明示されていない。

拙宅の居間は、畳で16畳見当の広さがある。
さらに9畳見当の客間との仕切りがないに等しい。

200℃を超えない熱源ではやはり無理があるだろう。
もう少し狭い部屋でも試してみたい。

にしても、だ。
デザインは洗練されている。

夏になったら、エアコンのサポートに使おう。
などと考えていたら、れれれ。

なんだか、部屋が暖かくなっている、
気がするではないか。

速効性に目をつぶって、もう少し使ってみよう。
少なくとも目障りな器具ではないし。
クリスマス。
冬なのに何となく暖かなこの時期が好きだ。

寒くても、たとえ豊かでなくても、
小さな幸せを探すのが、クリスマス。

暗闇に光る星、幼子の誕生。
クリスマスは希望を思い出させてくれる。

先日、義母が描いた日本画の額が突然落ちた、
胸騒ぎがしたが、何事もなく無事だった。

a0022024_1730821.jpg


いつもは、クリスマスのタペストリーに換える、
その板壁だが、今年は何となく空白のまま。

a0022024_17302434.jpg


それでも、ソックスは、必須。
中身は、質素なものだけど。

一年の無事を感謝し、
今年は、とりわけ東日本を思い、過ごそう。




素敵なクリスマスになりますように。
a0022024_17171846.jpg


ちょうど100年前の1911年、
シャンパーニュは歴史的良年だったそうだ。

それを記念し、過去の醸造家に敬意を表し、
昔ながらの製法で作られているシャンパーニュ。

それが、アンドレ・クルエ 1911。

大量生産しないので、今回手に入れたものも、
1/1500本(程度)らしい。

製法だけでなく、ラベルや包装も当時のまま。
なので、藁に包まれている。

当主の祖父デザインしたというラベルが、
いい感じにクラシック。

が、だ。
瓶の保護のための藁が、プラスチックになっていた。

いや、まあ、この方が、より効果的だろうな。
なによりも、藁不足らしい。

ワインセラーの底に藁屑が散るのは面倒なのだが、
あからさまなプラスチック製には、まだなじめない。

その昔、1本1本の瓶を丁寧に藁で包んで出荷した、
そんな時代に思いをはせて飲むことにしよう。

貧乏症で小市民の私が、藁の方を大事に残し、
プラスチック製を先に飲むのは言うまでもない。
よく大阪で飲み食いしているようだが、
所詮、私は甲山麓の山暮らし。

ミナミはよく知らないし、キタにも穴がある。
たとえば、新梅田シティー

地上170mにある空中庭園で有名な、
梅田スカイビルやウェスティンホテルがある。

そこには、冬に、
とくにクリスマスの時期に近づけない事情がある。

きわめて個人的な事情。
逆ホームシック、とでもいえようか。

そこでは、Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツマルクト) 、
ドイツのクリスマス市が開かれるのだ。

英語でクリスマスマーケットとも呼ぶらしいが、
それだと、昼のイメージで、寒さもあまり感じない。

Weihnachtsmarktは、寒いドイツの冬の夜、
そこに暖かな光があふれてこそ、なのだ。

11月の終わりになるとドイツでは、
町の広場で屋台や移動遊園地の「市」が開かれる。

屋台は、飲み食いだけでなく、クリスマス準備の品々、
ツリーを飾るオーナメントを売る店もある。

ちょうど日本の年末に、
正月準備の〆縄などを売る露店が集まっている感じだ。

それをまるごと大阪梅田に再現してあるから、困る。
郷愁、旅愁で涙がチョチョギレる。

a0022024_16331493.jpg


永く、屈折した思いで近づかなかったが、
中津で飲むという夜、行きがけに立ち寄ってしまった。

アンティークの回転木馬や屋台もドイツから運ばれる。
ドイツのマルクト(市)そのものが、再現される。

a0022024_1633449.jpg


ドイツ総領事館や大阪市が主催し、ドイツ観光局や、
大阪市と仲の悪い(かった)大阪府も後援する。

ちなみに、大阪市と大阪府は、市域が大きく重なるので、
ファシスト呼ばわりの橋下市長にも一理ある。

屋台でヴルスト(ソーセージ)を焼いているおじさんも、
お菓子を作ってるおじさんもドイツ人。

a0022024_1634368.jpg


しかも、イメージギャップがあるが、陽気なドイツ人。
なぜかロシアの民芸品を売るスラブ人らしい人もいるが。

a0022024_16342223.jpg


ビルの谷間の屋台数二十数軒の小さなマルクトだが、
そこがまた、ドイツの田舎町のようで好ましい。

a0022024_16344588.jpg


USJに抜かれるまでは、
世界一の高さを誇ったクリスマスツリーも美しい。

その香で、決して素通りできない屋台。
アーモンドやカシューをキャラメリゼして売っている。

a0022024_1635789.jpg


お約束のグリューヴァイン(ホットワイン)は、
ハーブや砂糖がたっぷり入っていて温かく甘い。

a0022024_16403663.jpg


普通は赤ワインだが、こちらには白もあった。
で、マグはお土産に。ちょっとチープだが。

a0022024_16353091.jpg


メルヘンな屋台は、リア充の二人によく似合う。
(リア充:ネット語。リアルで充実しているカップル。)

a0022024_1636974.jpg


お菓子を作る機械もなんだかメルヘン。

a0022024_1643179.jpg

キリスト降誕の再現。

しばし、ドイツの冬気分を堪能した。

期間は、12月25日の夜まで。
冬の大阪のお勧めスポット。
何をかくそう私は白熱派だ。
いや、照明器具のお話。

エコだの環境負荷だのには流行があって、
昔は水銀を使う蛍光灯が嫌われた。

今は、エネルギー効率の悪い白熱球が敵役。
なんだかなあ。

「人類の進歩と調和」を信じる私だが、
新しい技術は、とりあえず疑ってかかる。

その結果、電球型蛍光灯や3Dテレビには、
振り回されることなく過ごしている。

が、LEDは、直感だが、いけそうだ。
そんな気がする。

温度に弱かったり、屋外使用不可だったりするが、
消費電力の少なさと長寿命は魅力。

家人の中で身長ブービー賞の私は、
切れた電球の交換が、けっこう負担だ。

なのに、白熱球は、よく切れる。
運が悪いと1年もたない。

そのたびに脚立をひっぱり出してきて、
おっかなびっくり交換する。

というわけで、交換した。
いえい。

LED電球の特性と拙宅の照明器具の相性を考慮して、
まずは、天井のダウンライトを一気に。

a0022024_17132160.jpg


消費電力の計算は、それ程単純ではないと思うが、
1/10以下というワット数(仕事量)に期待している。

単純計算で白熱球1個分の消費電力で10個以上点る、
ことになる、はず、いや、ちょっと、ちがうな。

まあ、いい。
私は、文系。

とにかく、だ。
色も明るさも白熱球と全く違和感がない。

いや、なんといってもおどろくのは、熱。
熱くないのだ。

切れた白熱電球をすぐに交換しようとすると、
火傷せんばかりに熱いのだが、LEDは、熱くない。

蛍光灯だって熱いが、LEDは、熱くない。
これは、ちょっと不気味なほど。

昔、反応の鈍いぼんやりした人物を蛍光灯と呼んだ。
昔の蛍光灯は、点灯に時間がかかったからだ。

クールを気取って白けたヤツをLEDとでも呼んでやるか。
ちっ、なんだか、カッコイイじゃないか。悔しい。
a0022024_16524434.jpg


温泉好きだったと言われる古代ローマを舞台にした、
ヤマザキマリのコミック『テルマエ ロマエ』。

その第4巻特装版のおまけが「ティンティナブラム(ルム)」。
とんでもないものをおまけにしたものだ。

亜鉛合金製で、本来の目的以外に使うな、とか、
口に入れるな、とかの注意書きもある。

どこまで本気なんだか。

元は古代ローマで軒先や窓辺につるしたという「風鈴」。
魔よけの意味もあって独特の形状をしている。

ティンティナブルムの原語のアルファベットを
はじめから6文字だけ訓令式ローマ字で読むといい。

a0022024_16532253.jpg

(かえってエロイカ、ベートーベン)

そう、tintinの形をしている。
魔羅が魔除けか。

ああ、我がブログの品格が、音を立てて崩れてゆく。

いや、嘘だと思ったら大英博物館に行くといい。
いくつも鈴をぶら下げた実物が展示されている。

a0022024_16543931.jpg

(英語版Wikipediaからいただきました。)

よく見ると、羽や足や、しっぽに加え、
あろうことかかわいい男根まで備えた、tintinだ。

かわいくもないか。

ああ、読者がまた一人去ってゆくのが見える。

にしても、だ。

洋の東西を問わず、古代世界の風俗は、
何とおおらかなことか。

軒先につるすか、あんなもの、普通。
現代日本の古代ローマファンには自重を求めたい。

tintinnabulumのtintinnaは、
たぶん鈴の音から採ったと思われる。

今でもイタリアで乾杯をすると、(CinCin!)
唱和する言葉に純情大和撫子は赤面するというし。

とはいえ、tintinnabulumは由緒ある魔よけだ。
女子が携帯にでもぶら下げていたら効果がありそうだ。

軽佻浮薄な下衆男子が引くこと請け合いだ。
もっとも副作用もちょっと心配。

おぜうさん、古代ローマがお好きですか、でゅふふ。
などといいながら、変態親父が近づいてくるかも。

もちろん、私のことではないので、
そいうヤカラは、股間をけり上げてやりましょう。

ああ、tintinに終始した記事になってしまった。
反省。

18歳未満閲覧禁止画像