<   2013年 11月 ( 26 )   > この月の画像一覧

a0022024_1752068.jpg


またやってしまった。
ごめんよ、止めてやれなくて。

仕事場の作業台で、
アラームだけが響いていた。

ときどき、ときどきだが、
仕事場に携帯を忘れる。

充電スタンドにのせたまま、
一夜を寂しく過ごさせてしまう。

起きる時間になっても、
誰も止めない。

そんなときは、自動的に、
スヌーズモードになるらしい。

バッテリー消費を抑える、
一種の自己防衛機能か。

充電スタンドで満タンなので、
憂いなく鳴っているのだろう。

5分鳴って、5分休むのかな。
試そうとも思わないが。

いずれにせよ、ざっと30分は、
アラームが、鳴っていたと思う。

いつか、自分が目覚めない朝を思い、
ちょっと切なくなった。

いや、明日から師走、
忘れものには気をつけよう。

のっぽさんがとどきました。
すずしいくにからきたとおもいます。

a0022024_17573816.jpg


ちょっとちらかっているけれど、
すずしいところにいてもらいました。

のっぽさんと、ドライブしました。
でも、のっぽさんはのっぽでした。

しかたがないので、
やねをあけてのってもらいました。

a0022024_1758097.jpg


はこのなかののっぽさんは平気かな。
ボクは、すこしさむかったです。

a0022024_17582358.jpg


よりによって、冷え込んだ日に、
散髪までしてしまいましたから。

はこのなかから出てきたのっぽさんは、
そんなにのっぽではありませんでした。

a0022024_17585167.jpg


でも、うれしいな。
これから一月、居間の真ん中にのっぽさん。

今年も、クリスマスがやってきました。



というわけで、クリスマスツリー。
たいしてのっぽさんでもなかった。

以前は、フェイクだが200㎝超のツリーで、
まあ、一大イベントだった。

やがて、誰も喜ばなくなって、
ツリーのサイズは、縮小した。

庭にモミの木はあるが、
二階までとどく高さで、電飾も危険。

で、今年は、久しぶりに飾ろう、
と、生のもみの木を手に入れた。

すぐに枯れて、落ち葉が大変だった、
家人が、ぽそっと呟いた。

え。
あ。

12年前だ。
そんなこともあったっけ。

歴史は繰り返されるのか。
今年は枯らさないもんね。
a0022024_17424825.jpg


食いしん坊友達が、上梓した。
『うまい店の選び方・魔法のルール39』(角川書店)

一般に情報は鮮度が落ちやすい。
活字になる頃には、時代遅れなことさえある。

たとえば、ミシュランもそう。
今年の掲載店に来年の保証はない。
a0022024_1743231.jpg

なので、グルメ情報は、注意が必要。
私もいくつか失敗を経験している。

情報誌の記事をもとに訪ねたら、
すでに廃業していたこともあった。

わずか半年で、だ。
一方、情報過多でもある。

ネットで美味しい店を探そう、
などと、私は、思わない。

情報の選別がほぼ不可能だ。
結局、頼りは、自分と友人。

その料理が美味しいかどうか、
は、きわめて個人的な問題。

自分と好みの合う友人のネットワークで、
生の情報を自分たちで集めるに限る。

ひそかに、そう、思っていた。
と、どうだ。

彼も同じことを考えていたのだ。
同じ穴の狢。

いや、失礼。
彼は、美食のプロ中のプロ。

その彼が、秘伝とも言うべき、
自分の秘密を公表したのだ。

どこそこの店は美味しい。
そんなことはどこにも書いてない。

美味しい店は、自分で探しなさい、
要は、そう言っている。

ある意味、突き放した本でもある。
彼は、そのヒントを提示するだけ。

しかし、その、ヒントたるや、
いきなり悟りが開けそうな勢いだ。

予約して手に入れて、
サクッと読み終えた。

梅田の紀伊国屋やアマゾンは品切れで、
すでに、重版も決まったそうだ。

なので、敢えて私まで宣伝はしない。
でも、これだけは言える。

自分で美味しい店を見つける喜び、
その、最上のガイドブックだ、と。
a0022024_1756554.jpg


紅茶新規購入禁止令が発令された。
ぐすん。

フォションやミントンは、他にもある。
つまり、十数缶は、あることになる。

食器棚の大きな部分を占めているのだし、
禁止令もいたしかたあるまい。

ただし、自分の名誉のために言うが、
空き缶を後生大事に残してはいない。

いかに、子犬のような収集癖があろうとも、
だ。

秋の夜長にいろんな味の紅茶を楽しむ、
って、風雅ではないか。

一缶が空になる前に、つい新しいのを買う。
その繰り返しで、こうなった。

で、自分にルールを課すことにした。
一缶空くまで、新しい缶は買わない。

あ。
それでは、現状維持にしかならないか。
a0022024_17523168.jpg


40歳を過ぎて野菜の旨さも知ったし、
魚も甘いものも大好物だ。

それでも、二つ選べ、と迫られたら、
肉とワインを選ぶだろう。

そんな私が、『又三郎』に誘われた。
熟成肉と炭火焼肉の店だ。

尻尾をちぎれんばかりに振って、
喉をゴロゴロ鳴らして出かけた。

地下鉄御堂筋線長居駅から2分、
長居パークホテル1階にある。

入ってすぐに、ガラス張りの熟成庫。
期待は、いきなり120%。(撮影自粛)

着席して、お通しがとどくと、
間もなく、メインの紹介。
a0022024_175384.jpg

本日の熟成肉でございます、と。
黒毛和牛の内平、つまりウチモモ。

しかも熟成6週間目。
早くも悶絶。

子供の頃からサシの入った高級ロースより、
フィレやほどよいサシのモモが好きだった。

次にやってきたのは、七輪。
特殊な形の網がのっている。
a0022024_17534769.jpg

ジンギスカン鍋を思いだした。
きっと意味があるのだろうな。
a0022024_1754390.jpg

で、さっきの肉が運ばれて、
いきなり、網の上へ。

熟成庫から出したところなので、
まず、室温に戻す「焼き」だという。

この後、アルミホイルに包まれ、
また、焼かれ、また、包まれる。

先に小耳にはさんだ
巨匠、K教授と同じ理論だと気付く。
a0022024_17573452.jpg

焼かれる間に、タンユッケとポトフ、
a0022024_17574399.jpg

蕪のポタージュ。
a0022024_17575148.jpg



そしていよいよ、メインの内平。
a0022024_17581341.jpg

中は赤いのにちゃんと熱が入って、
一滴の血も出ない。

熟成によってかもし出された旨みは、
「焼き」で最大限に引き出される。

噛むほどに口の中に広がる肉の味。
濃く、深く、余韻が長い。

ああ、幸せ。

しかし、ここで終えることができないのが、
私の弱さだろうか。

だって、思い出したのだ。
こちらは、焼肉屋さんでもある、と。
a0022024_17584024.jpg

で、こんなのとか、
a0022024_17584991.jpg

こんなのとか。

ここらで終えれば、まだしもだったが、
a0022024_17591312.jpg

こんなのとか。

もちろん、1/4しか食べていない。
残念ながら。

また、うれしい意外性は、ワイン。

シャンパーニュやヴィンテージワインも
しっかりオンリストされていた。
a0022024_17593957.jpg

それでも、若いピノ・ノワールを氷と、
という提案は、なんともうれしかった。

いささか邪道な飲み方かもしれないが、
肉もワインも両方楽しめる飲み方だと思う。

この気取らなさが、寛げるヒミツかも。
ああ、肉、堪能。

陸上競技場として知っていた、長居。
遠いようで、そうでもなかった。

地下鉄御堂筋線で梅田から23分。
乗り換えもなく10番目。

大阪市住吉区長居、
まちがいなく守備範囲が広がった。


ごちそうさまでした。
大変美味しくいただきました。
a0022024_16583632.jpg

滋賀に来たら素通りはできない、
ということで、『たねや』さんへ。

紅葉と源氏物語を楽しんだので、
やや、遅めのスタート。

そもそもランチものんびりしたし。
さらに、だ。

なんということでしょう。
道に迷ってしまいました。

日牟礼八幡を目指せばよかったのに、
看板が出るだろうと、行き過ぎた。

カーナビ嫌いだし。
結局、助けを借りたが。

和菓子ではなく、『クラブハリエ』へ。
落ち着いた洋館。

驚いた。
平日の夕方だと言うのに、15分待ち。

さすがの私も、ここまで来て、
食べずに帰ることはできない。

ところで、脳が緩くなると、
片仮名の名前が覚えられなくなる。

私だけかもしれないが。
今回も困った。

ガトー・ショコラ、キルシュヴァッサー、
あたりならまあ、昔取った杵柄。

英語系もまあ、なんとか。
が、国籍不明が困る。

フランス語っぽくはあるのだが、
キュレだったか、クリュだったか。

”cruel”(英語:残酷な)は、ないよな。
キュレルは『花王』のクリームだし。

ついいま、ケースで見た品と名前が、
テーブルに着くと、もう忘れている。
a0022024_1659189.jpg

ええい、面倒だ、「羽の生えたお尻」
で注文しようと思ったら、止められた。

家人たちの顔を立てて、引き下がった。
でも、しつこいようだが、とても似てると思う。
a0022024_174052.jpg

そして、愛らしいではないか。
羽の生えたお尻、或いは、天使の臀部。

私は今でもひそかにそう呼んでいる。

お尻を割ったら。
a0022024_17185461.jpg


滋賀に行くならやはり外せない、
近江牛。

予約もせずに飛び込んだが、
大津の名店の席につけた。

『夕照(せきしょう)ランチ』
夕照(夕焼け)という名のランチ。

調べてみると、この店は、
瀬田川にかかる唐橋のたもとにある。

瀬田の唐橋、唐金擬宝珠、
あの唐橋だ。

その瀬田川の東岸を
「夕照の道」と呼ぶらしい。

歌川広重の『近江八景』に
ある『瀬田夕照』に由来するとか。

ちなみに、石山寺も『近江八景』、
『石山秋月』に描かれている。

閑話休題、『夕照ランチ』。

近江牛のコールドビーフ
a0022024_1719243.jpg

手前のブロックは、醤油。
マシュマロ醤油といったところ。


3種盛り合わせ
a0022024_17193873.jpg

近江牛しぐれ煮、近江牛味噌漬、鴨の和風煮


近江地鶏の茶わん蒸し
a0022024_172007.jpg



温野菜と牛しゃぶ
a0022024_17201120.jpg



近江牛ステーキ
a0022024_172031100.jpg

3人前:もも、ロース。
奥は、八幡蒟蒻。


季節のデザート
a0022024_17205041.jpg



近江牛、堪能。

ランチということで、
万事が控えめだった。

そこまでお気づかいいただかなくとも、
小生、困りはしなかったのだが。



ごちそうさまでした。
美味しうございました。
a0022024_17231634.jpg

思い立って、紅葉を見に大津へ。
目的地は、石山寺。
a0022024_17233438.jpg

山門で迎えてくれたのは、
「おおつ光ル」くん。
a0022024_17234762.jpg

源氏物語の光源氏元服のユルキャラ。
紫式部ゆかりの石山寺にも居た。

オジサンは、照れくさい。
まあ、いいけど。

国宝の本堂や日本三塔の一つ多宝塔、
天然記念物にも恵まれた、名刹。
a0022024_172422100.jpg

本当に硅灰石の上に立っている。
天然の枯山水とでも言えるか。
a0022024_17244247.jpg

54歩で読む源氏物語
庵の一つに、こんな掲示が。

深いため息が出た。
源氏54帖を54歩で読むらしい。

54帖が54枚のパネルになって、
ひっそりと展示されていた。

撮影禁止だったが、意外に楽しんだ。
各帖、とても上手くまとめられていた。

名のある研究家によるものと思ったが、
「石山寺」としかなかった。
a0022024_17251728.jpg

告白すると、私のことだ。
美味しいものを求めての小旅行でもあったが、
それは、またの機会に。



つづく。
生活域の拡大を求めて、
湿地帯から内陸部へ。

いやいや、カバではない。
スペインの発泡酒、カヴァ。

私の好物。
先日も『エレタット』を話題にした。

そして、有言実行。
追加発注した。

で、早速、飲んだ。
と、どうだ。

a0022024_18423186.jpg


今度のミュズレは、鳥居に舞妓。
なんと、日本だ。

鳥居も舞子も、まずまず、
日本らしいと言っていい。

というか、なぜ、日本。
オランダとの関係は。

ザビエルの訪れた国々か。
いや違う。

スペイン、ポルトガル。
オランダ、イギリス。

確かに日本をめぐって、
旧教国と新教国は、争った。

謎は深まる。

眉間にしわを寄せて悩んでいると、
家人が、単純明快な答えを出した。

マーブルチョコレートの
オマケシールみたいなもんでしょ。

目から鱗のようなものが落ちた。
なるほどその通りかもしれない。

マーブルチョコレートのおまけ、
世界の旅シリーズのシールだ。

なんだか悔しい。

もちろん、さらに追加発注した。
a0022024_18501535.jpg


日本酒をいただいた。
しかも宅配とかではなく、直接。

うかがえば、
宅配便で割れても、責任持てない、
のだそうだ。

よくよく聞けば、
もしものとき、返金は出来ても在庫はない、
ということらしい。

そういうストーリーは、
酒を美味くする。

実は、いただいてしばらく経つので、
化粧箱は失った。

それは立派な化粧箱に入っていて、
それをわざわざお持ちいただいた。

年長者に重い思いをさせて、
恐縮至極。

今年の初関東煮(おでん)で、
思い切っていただいた。

ストーリーは重厚だが、
なんとも爽やかな米の風味。

ありがたく、一滴残さず、
飲み干させていただいた。